安全帯(命綱)

10年以上前は、安全帯のことを「命綱」と呼んでいた時期があります。
今でも、命綱と呼んでいる方もいると思いますが…。(なんとなく年齢がわかってしまう(^^;)
命綱=「命の綱」。
一本の綱が人一人の命を確実に守ってくれます。
個人的には、安全帯と呼ぶよりやっぱり「命綱」の方が命を守るという点では
ものすごく重みがあるように感じられます。

さて、建設業界でもトップの重大事故が墜落・転落災害です。
安全帯(命綱)も使用方法を誤ると私たちの命を確実に守ってはくれないと思います。
使用方法、使用基準を守ってこそ私たちの命を確実に守ってくれるのだと思います。

安全帯(命綱)の使用方法・使用基準
●安全帯の装着方法
1.安全帯のベルトは、腰骨の近くで墜落阻止時に足部の方へ抜けない位置に締める。
2.締めつけ具合は、ベルトとの間に指が二本入る程度がよい。
3.バックルへのベルトの通し方は刻印順に従う。
4.D環は、出来るだけ身体の側部から後ろ側にくるように調整し装着する。

●一本吊りでの使用方法
1.安全帯ロープを取付ける場所などの位置は、腰に装着したベルトの上とし、
  出来るだけ高い位置に取り付ける。
2.垂直構造物や斜材などに取付ける場合は、墜落阻止時にロープがずれたり、
  こすれたりしないようにする。
3.万一墜落した場合、振り子状態になって物体に激突しないような場所に取り付ける。

●垂直親綱への使用方法
1.垂直親綱に安全帯を取付ける場合、ロリップを使用する。
2.ロリップは、上下の方向を間違わないようし、親綱からの外れ止め装置を確実にセットする。
3.親綱に取付けたロリップの位置は、装着したベルトの位置よりも上に取付けて使用する。 

●安全帯の使用上の注意点
1.安全帯を取付ける場所は、万一墜落しても衝撃力に耐え得る場所。
2.安全帯を取付ける場所に鋭い角がない所に取り付ける。
3.安全帯を取付ける設備・取り付け方法を明確にする。
4.安全帯の掛け替え時に墜落する恐れがあるので補助帯を使用する。
5.一回でも大きな衝撃力を受けたものは、外観に変化がなくても廃棄する。
6.安全帯のロープを自分で編んだものは使用禁止。

以上の事が安全帯の使用方法・使用基準ですが、安全帯は使用している人の命を守るものですから
日常の点検は必ずした方がいいと思います。
また、年に一回は安全帯を新品にして見てはどうでしょう。。。。。
安全帯の種類にもよりますが、大体…7,500〜12,000円ぐらいだと思います。
月に換算すると1ヶ月1,000円ぐらい、又、25日の日割りで計算すると1日わずか40円です。
作業員一人一人が安全帯を正しい装着・正しい使用をする事によって私たちの墜落災害に
おける重大事故が防げると思います。