整理整頓について

整理と整頓はまったく異なった意味があります。

●整理とは、必要な物と不要な物を区分し、不要なものは処分する事。
●整頓とは、必要な物の置き場所・置き方・並べ方を決め、使いやすく・わかりやすく、整えて置くこと。

整理・整頓は現場で事故を出さないための、安全の初歩だと思います。

最近の建築現場は建築条件・敷地内ギリギリいっぱいに建物を建てている傾向です。
狭い現場をより広く使うコツが整理・整頓だと思います。
不要な物は早めに処分・持ち帰り、物の置き方は建物に対して直角・平行に置くのが基本です。
また、せっかく整理整頓しても安全通路上に物が置いてあるとつまづき・転倒の危険があるので
安全通路上には物を置かないようにする事が大事です。
必要な物を仮置きするのなら、資材置き場等の表示も忘れてはいけないと思います。
整理整頓をすればいろんな効果があると思います。
1.心にゆとりが出来る。
2.現場が広く使えて、安全で能率があがる。
3.現場が整然としてキレイ。
4.施主・部外者(ゲートが開いていると覗く人もいる)からの印象もよい。

現在では、4S運動が頻繁に行われています。
4S活動とは、「整理・整頓・清潔・清掃」の4つのイニシャルのSをとり、これらの運動を4S運動と言っています。
また、これに「躾(しつけ)」を加えて5S運動と呼んでいる現場も有ります。

整理・整頓のポイントは…
1.不要な物の処分は、決められた場所に処分する。
2.分電盤、消火栓、消火器などの前に物を置かない。
3.階段、安全通路、出入り口には物を置かない。
4.バリケード等で区画し置き場の表示をする。

建築工事現場は「土工事・躯体工事・仕上げ工事・外構工事」と4つの工事から成り立っていると思います。
一番最初に乗り込んで来る土工事では、現場の中は何もない状態からの杭打ちとか掘削なので
整理・整頓は行いやすいと思います。
でも、躯体工事になると仮設工事・型枠工事・鉄筋工事とさまざまな職種が入り、それぞれの材料を
現場内に仮置きします。
ここから先の工事が一番長く続くので、整理・整頓の一番大事なときなのだと思います。
躯体工事の業者が整理・整頓をしっかりとやっていると後から入ってくる、仕上げ工事・外構工事の
業者の方たちも、それを見習い現場をキレイにしなくてはいけないと思うのではないでしょうか?